Saturday, April 17, 2010

非線形方程式を解く場合は次元を下げて

 ''f(x) = 0''を満たすようなn次元ユークリッド空間内の点xを求める方法について、Newton-Raphson methodやMultivariate Secant methodなどの方法がある。
 次元nが大きくなればなるほど、計算時間が掛かるだけでなく、iterationが収束しにくいということが予想される。後者について、システムの均衡条件を使えば実は次元が2になるのに、それに気が付かずに次元が4のままで計算してしまうということもあったりする。特に、次元が大きいままでは収束しなかったものが、次元を低くすれば収束したというような場合ではかなり大きな違いが出てくる。均衡の条件を使うことでより効率的に数値計算を行うことができる可能性が示唆される。

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